そろそろ、今回最大のミステイクについて、書き込もうかと思います。…めちゃめちゃ長いんですけど。
今回のレセプションは、元ヤンのTからの度重なるメールがきっかけで、開くことにしたパーティーなのでした。
二次会を打診したときにも、Tはとても暖かい返事をくれました。
「あたしは一人でも行くよー!」
今回のお客様のなかで、Tの知り合いは妊婦のO.Kちゃんと、2児のハハのA.Mさん。
ふたりとも、二次会はパスということで連絡をもらっていました。
二次会に参加しようというメンバーで、私しか顔見知りがいないというのは、Tただひとり。
それでも参加表明してくれたのはTだからこそでした。
「その代わり、二次会ではずーっとさちこにくっついてていい?旦那さんとの間に割り込んでも構わない?」
Tのこの申し出に、異存などあるはずがありません。
「もちろんもちろん!ほんとにありがとう!嬉しいよ~」
改めてTの友情を感じて、胸が熱くなった私なのでした。
さて、パーティー当日。
午後6時から、ということにしたら、指定時間の15分前からぼちぼち人が集まり始めました。
「受付時間が書いてないから、まあ15分前くらいかなと思ってきたよ」
一番乗りの辛口K.Kが言いました。
普通のレセプションならばきちんとした『受付』もあるでしょうが、今回のパーティーは会費なし、ご祝儀固辞の完全ご招待形式。
しかも現場の仕切りはすべて自分達でという趣旨なので(無謀でした)、来た順番にお客様をお出迎えして、お席にご案内してしまえば、受付のテーブルは不要です。
あとは乾杯の時間まで歓談しててくれという、なんともアバウトな私達なのでした。
さらに、招待状には『午後6時からパーティー開始』とも明記していないので、午後6時に『受付開始』と思ってるお客様もいる可能性がありました。
私は遅刻魔の友人数人の顔を思い浮かべながら、彼女たちは確実に午後6時をまわって現れるだろう…と予想していました。
案の定、午後6時をまわっても数人は姿を現しません。
遅刻組のなかにはO.KちゃんとA.Mさんもいました。(主犯はO.Kちゃん)
遅刻しなかったTは、知り合いもいない中で一人、遅刻組にメールを打ちながら彼女たちを待っています。
出迎え担当の私は、Tのことが気になりつつも、一生懸命店先で仕事(お客様のお出迎え)をこなしていました。
O.KちゃんとA.Mさんがやって来たのは午後6時15分。
実に、Tは20分ほど一人きりにされていたのでした。
とりあえず、乾杯を予定していた午後6時20分には全員集まりました。
(我ながら遅刻組を想定した時間の読みの鋭さには感心です)
乾杯が済めば、後はお開きまであっという間でした。
(PeeとかPooとかあったわけですが…)
午後9時になり、T.M夫妻から、一度『お開き』の宣言をしてもらいました。
一次会で帰るお客様の席を自らまわって、こちらで用意したメッセージボードにメッセージを書いてもらいました。
それから移動の身支度を整えて、支払いを済ませて…、気が付けば貸切の予定時間を15分はオーバーしていました。
二次会の開始時刻まであと15分(移動にかかる時間も15分くらい)。
もうギリギリでした。
仕方がないので自ら、一番にお店を出ます。続いてオットも出てきました。
それでもお客様はそれぞれのグループで楽しそうに歓談していて、誰一人、席を立ちません。
楽しそうな皆には申し訳ないと思ったのですが、そこは水を差すしかありません。
入り口のドアを開けっ放しにすることで店内に寒気を入れて、中の住人を追い出すことにしました。
こちらの思惑通り、お客さまはぞろぞろとお店から出てきてくれました。
けれど一次会で帰るみんなは、私たちに挨拶をした後も、一向に立ち去る気配はなく、まだまだ話したりない様子で店の前を占拠しています。
一方の二次会に来てくれる予定のみんなも同様で、次の開始時間まであと5分と迫っても、一向に移動しようとする気配がありません。
仕方がないので自ら、一番に歩き出します。続いてオットも歩き出しました。
私たちに気づいたO.Y夫妻だけが、ついて来てくれました。
「みんなあのままで大丈夫かな?場所わかるかな?」
10メートルほど歩いたところで、O.Yちゃんが心配そうに振り返りました。
後ろではまだまだ喋り足りない様子のお客様たちがいます。
「大丈夫だよ。地図も渡してあるし、T.Mが店の場所知ってるから!」
自分の言葉に勢いづいて、どんどん歩調を速める私。
この時、私の頭の中からはTのことはすっぽりと消えていました。
知り合いのいない中、ただ一人でも二次会に参加してくれると言ったT。
「二次会の移動、一緒に行ってくれる?」という会話も、実はしてました。
信じられないことに、
私はこの時、
二次会の開始時間(予約時間)に遅れてしまうことに頭がいっぱいで、
Tのことを置き去りにしてきたのでした。
気づいた時は、でっかい交差点で信号待ちをしている時。
『置き去り』から10分ほど経っていました。
「ああああああああああああ!!!!!!!!!」
オットをすがる眼で見ながら、叫んでました。
「Tのこと置いてきちゃったあああああああああ!!!!!!!!!!」
かなり動転しながらも、オットに先にお店に行ってもらうよう頼みました。
「Tのこと迎えにいくから!!!」
とりあえず電話をしてTの現状を聞こうと、バックから携帯を取り出すと、タイムリーなことにTからの着信中…
「もしもし????!!!!!ごめんねT、ほんっとにごめん!!!!今戻ってるんだけど、どのあたりにいる?!!」
来た道を走って戻りながら、電話に出ると、ちょっと困ったようなTの声が。
「O.Kちゃん達と一緒。で、ごめん、やっぱりこのままO.Kちゃん達と一緒に帰ろうかと思って。やっぱり知ってる人もいないし…」
「え?!!!」
ガーン…と衝撃を受けて、私の足は止まりました。
けれど、すぐに気を取り直して再び走り出します。
「あー、あたしってばなんて失礼なことを!!!!!ちゃんと謝りたいから、そこまで行くわ!!!」
「えー、いいよいいよ!!O.Kちゃんたちが車とめた駐車場、あと10分で時間いっぱいらしいから、このまま行くから」
この言葉に私の足はヘナヘナと、完全に崩れました。
「んー、わかった。ほんじゃ、気をつけて…ほんとにごめんねー」
「うん。またねー」
最後にもう一度ごめんね、と謝って、私は電話を切りました。
やってしまいました…。
けれども二次会を暗い顔で過ごすわけにはいきません。
二次会は二次会で頑張ってはじけて、最後までお客様に喜んでもらえるように心を配りました。
二時間ほどで、二次会も散会となりました。
みんな徐々に抜けていき、最後の一人をタクシーに押し込んでお見送りした後、オットと二人でタクシーを拾いました。私の実家までは15分ほど。
当然、Tのことが気になります。
メールをチェックしてみたら、Tからのメールが入ってました。
『急に抜けたから迷惑かけたよなぁ…ほんとごめん』
あわてて返信です。
先ほどの失礼を詫びて、詫びて、詫び倒しました。
『二次会大丈夫だったから心配しないで…ああまた酔って失敗したわ…これに懲りずにこれからもお付き合いください(>_<)』
なんて…、お酒のせいにしてごめんなさい。
ほんとはお酒なんて全然、関係なかったです。
あとはお互い、謝り倒しの詫び続け。
3往復ほどで、お互い怒っていないことを確認できました。
そしてその日は私のほうから「おやすみ!」…とメールを切り上げたのでした。
さて、翌日は私たち夫婦の紙婚式。1年目の記念日です。
夕方まではT.M夫妻のお家で遊びました。
夜は、私たち夫婦と、私の両親と、姉とで、地元でとても有名な鉄板焼のお店に行きました。
当然、Tとのことは、すっかり解決したものとして私の中では処理されていました。
その夜も、食事のあまりの美味しさにうっとりして、上機嫌で帰宅したのです。
はっと気づいたのは就寝前、荷物の整理をしていた時でした。
昨日、みんなに書いてもらったばかりのメッセージボード…数えてみたらメッセージが17個しかないのです。
そんなハズはないんだけど…と思って数えなおしている最中、T.Mが書いてくれたパンダ(?)の絵に、不自然な加筆を発見しました。
明らかに酔っ払いの手による落書き…
パンダ(?)にオバQのような髪が生えて、逞しいヒゲが生えて、さらには凶暴な爪が追加されています。
O.Yちゃんの旦那さまだな…
今思い出しても面白すぎたO.Yちゃんの旦那さまにニヤニヤしながら、残る1メッセージの心当たりを考えました。
で、Tだと思い当たったわけです。
Tには二次会でメッセージを書いてもらう予定だったのですが、置いてきちゃったから…
悩みました。
O.Yちゃんの旦那さまは変な落書きでもいいけれど、Tにはどうしてもメッセージを書いてもらいたい。
でも、昨日あんな失礼なことをしておいて、今日こんなことを頼むなんて、むしが良すぎやしないか??
メールでは許してくれたけど、本当は怒りを抑えていてくれただけだとしたら、今度こそTとの間に取り返しのつかない亀裂が入るんじゃないか???
それでもやっぱり、頼まずにはいられませんでした。
『がーん!!…Tにメッセージ書いてもらうの忘れてた…明日、メッセージ貰いにTの会社に行ってもいい?』
どきどきしながら返事を待ちます。
Tからの返事を待つ間のこと。
「明日、ランチの前にTの会社に寄って行きたいんだけど」
と、ランチの約束をしていた姉に、予定の変更をお願いしました。
「何で?」
ときかれたので、その理由(置き去りにしました)を話すと、
「あんた、最低ね」
グサリとやられました。
たまたまその場に一緒にいたハハも呆れた様子で、
「そりゃひどいわ…M(姉)ならそういうことされたら?」
「付き合い辞める」
今度は吐き捨てられました。
ハハもうんうんと頷きながら、
「妹だからしょうがなく付き合ってるって感じ?」
と、姉の気持ちを代弁までして、畳み掛けてきます。
姉はこんなおバカな妹とは、話をするのもイヤみたいでした。
「勝手に謝ってくれば?」
けんもほろろの対応ってこの事ですか?
「一応、許してもらってはいるんだけど…」
「…相手の娘は大人だねー」
「内心、ハラワタ煮えくり返ってるんじゃない?」
ハハまでがそんな事を言うとなると、いよいよ不安になってきました。
オットのいる自室に戻って、紙とペンを用意して、万一、Tが会ってくれなかった場合の置き手紙を書くことにしました。
悩みながら書いている最中に、Tからの返事は返ってきました。
『ぎょえぇぇ~!あたしも忘れてた…』
Tは詳しく会社の場所を説明してくれていました。
…完全に許してくれてるってこと?問題ないってこと??
一瞬、希望の光が私にさしてきました。
けれど、楽観はいけません。
この手紙は書き上げて、Tに渡そうと決めました。
内容はこんな感じです。
『20日はほんとにありがとう♪
久しぶりに会ったTは一段と痩せて、綺麗になってて、見とれたよ♪
あたしもあたしなりに頑張ったけどね…(汗)
お祝いも、気を使わせてごめんね。最初から会費制にしておけばよかったね。
(※固辞したにもかかわらず、Tを含む何人かがご祝儀を持参してきました)
更に二次会の移動の時のあれだもの…
ありえんくてごめんなさい。
こんな私でごめんなさい。
ほんとにね、もうね、お酒はほどほどに…いや、お酒よりなにより、私のこの性格がね、ヤバイと痛感しています。
Tに失望されることが自分にとってほんとにイタイことなので、これからは、Tのことを大切に、大事に、お姫様のように想い続けます』
許してください、とはあえて書きませんでした。
とにかく今、言いたいことをストレートに言い表してみました。
こんなもんじゃ誠意が足りないと言われるかもしれないと思って、オットとハハにチェックしてもらうと「いいんじゃない?」と言ってくれました。
ということで、翌日、Tの会社まで押しかけた私は、手土産のワッフルを渡し、20日の失態を謝りました。
面と向かってTのお許しをいただいたところで、メッセージボードを渡して、書いていただきました。
書き上げたメッセージボードを受け取るのと交換に「反省文書いてきました」と言って、手紙を渡しました。
私の神妙な態度とは対照的なTの笑顔に、ほんとに会いにきてよかったと安堵しながら、最後はTにおおきく手を振って、帰ることが出来ました。
『今回、2回も逢えるなんて、嬉しかったぞ!!』
数時間後、Tからこんなメールが入ってました。
あーもーほんとに!こんな私でごめんなさい!!!
こんな私とお友達でいてくれてありがとう、としか言えないです。
だって、メッセージボードの件がなかったら、きっと私はメールだけでTへの謝罪を済ませていたはずなのです。
いつだって、誰かから貰う思いやりが、私を浄化してくれます。
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